この本は、戦国時代、幕末の命がけで戦い、
戦に散っていった武士が最後まで貫いた
「武士道」をまとめた本です。
そんな武士達の残した言葉には、
「現代、混迷の時代を生きる私達の
道しるべとなってくれるでしょう」と
作者は言っています。
実際に読んでみると、現代も昔も大切にしなくては
いけない本質は同じだと考えさせられます。
いつの時代も大切なもの、残っていくものには
強い人の思いがあったんですね。
この本を読んで、もう一度、忘れてしまった
「武士道」を学びなおしてみませんか?
この本で学べる3つのこと
この本で学べることは大きく分けると
3つあります。
・リーダーシップ
・成功に必要な要素
・人との繋がり
これから武将たちが残した名言と共に、
一つひとつ、お伝えしていきます。
リーダーシップ
これは有名な話だと思いますが、
「鹿も四足、馬も四足」
戦中、味方に加勢しようと、騎馬で急崖を
一番に駆け抜けた源義経が言った言葉です。
味方に加勢するには目の前の急崖を下らなければならず、
しかし、あまりの急斜面から躊躇する部下に向かって言った
言葉です。
確かに目の前の崖は急だが、この崖をかのような鹿は楽々
下っている。同じ四足の馬が下れぬはずがない。
そして自分が一番先に崖を下りきり、
その姿を部下に見せるのですが、
この本にはこのような素晴らしい
リーダーシップを発揮する場面が多々載っています。
今も昔も先頭に立つリーダーに必要な要素は
言葉だけでなく、行動で仲間を
牽引することなのだと考えさせられますね。
成功に必要な要素
「他人の悪をよく見る者は、己が悪これを見ず」
足利 尊氏
他人の欠点は、よく目につく。されど、自分の欠点には、
まるで気がつかない。
耳が痛い言葉ですよね。
「人の振り見て我が振り直せ」とはよく言ったもので、
人の良い所は見習い、悪い所は自己を改める。
現代も、昔も大切なことは同じだということですね。
人との繋がり
「人は城、人は石垣、人は堀、情は味方、讎(あだ)は敵なり」
武田 信玄
人こそ城であり、石垣であり、堀である。
恩愛はよし、冷遇は不可なり。
大将たる者は家臣に慈悲の心を持って接することが最も肝要である。
人との真の繋がりこそ、
今私たちが求めているものではないでしょうか?
現代社会は便利になりましたが、
その分、人間関係が希薄になったと言われています。
そんな中であるからこそ、相手を思いやる気持ち、
相手の意見に耳を傾向ける余裕、
受け入れる受容の精神が
大切なのではないでしょうか。
感想
この本には胸を打たれるような、
素晴らしい言葉が沢山載っていて、
人生、人との繋がり、志、などを
考えさせられました。
精一杯毎日を生きてきたからこそ、
こんな名言を残せるのだろうなと思います。
知っている名言も多数ありましたが、
この本にはその名言が生まれた背景や
その人の生きざまも細かく描写されていて、
一つ一つの言葉に力がありました。
この中の一つでも自分の人生に取り込んで
日々を生きていけたら、
今より一日、一日を大切に生きて行けると思います。
最後に
ここまでお付き合いいただきまして
ありがとうございます。
最後に私が一番印象に残った言葉を
載せておきます。
「人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢まぼろしの如くなり。
ひとたび生を得て、滅せぬ者のあるべきか」
織田 信長
人間の一生は夢か幻のように儚い。
ひとたび生を受けて、死なないものはいない。
私達は今日も明日も当たり前のように
来ると思いがちですが、
いつかは人生には終わりが来ることを
覚えておかなくてはなりません。
そして、折角生まれてきたのだから、
自分の納得いくような、
素晴らしい人生にしたいと思いますよね。
そんな私と同じ考えのあなたの
お手伝いがしたいと思い、
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