ありのままの自分、他者中心でなっていない
本来の自分に“YES”と言おう。
そして精神面の健康と、同時に、心を強くし、
生きていくうえで、必ずぶつかる壁を
乗り越えられるように・・・
という、著者 町沢 静夫さんの思いが書かれてある1冊です。
著者の町沢さんは精神科医ということもあり、
心に余裕をなくしている人や、他人中心の生活に
疲れ切った人を数多く見てきています。
私も、個人的に、町沢さんの言う意味での、
「ありのままの自分に“YES”と言えなかった」 1人なので、
本当に身につまされるお身をしました。
では、精神科医の町沢さんの言う、
「ありのままの自分に“YES”と言う。」というのは、
どういうことなのでしょうか?
自分にも他人にもやさしく!?
人間というもの、特に日本人に関しては誰しも
「他人からどう思われているか。」
ということに非常に敏感です。
しかし、それが度を過ぎてしまうと、
他人からあざといと思われてしまったり、
逆に、他人からは好かれても、
自分自身が精神的に参ってしまうことも少なくありません。
ごく自然に、自分を肯定し、同時に他人を肯定する。
コレ、簡単なようで、実は難しんですね。
「自分に厳しく、他人にやさしく」
ということを良しとする風潮の日本人にとっては、
「自分にやさしく」などと言われても、
どうやっていいのか分からない方も多いでしょう。
今のあなたは、ありのままの自分ですか?
さて、ここで質問です。
あなたは、自分の心に嘘をついていませんか?
・自分が本当にこうしたいと思っても、
周囲に反対されてできなかった。
・悪いことと知っていても、周囲に逆らえなかった。
・人の顔色を窺っていつも自己を犠牲にしてきた。
過去にこのようなことはなかったでしょうか。
あるいは、ありのままの自分がわからなくなって・・・
・これからのことに希望が持てない。
・物事にチャレンジする気力がわかない。
・逆境も挫折も嫌だから、無難に生きていきたい。
と考え、こころが疲れていませんか?
もし、これらのことがあてはまるのであれば、
あなたはありのままの自分で
人生を送っていないのかもしれません。
当てはまる項目が多い人は、
・他人にとっては、都合のいい人。
・自分にとっては、ストレスを心に溜め込みやすい人。
であるといえます。
このような人は、真面目で場の雰囲気や
人間関係に敏感な人。
つまり、他者中心の気質であることが多いのです。
また、現在の日本の社会においても、
このような人の方がより好まれる傾向があります。
でも、少し考えてみてください。
そのような生活を続けて、本当に幸せですか?
他者中心の人に忍び寄るワナ
他者中心の思考回路を続けているとどうなるか。
・他人が自分より優れていることを前提に考えてしまう。
・どうせ自分には何もできないと、必要以上に自信を失う。
・他人の言うことに従っていないと、自分の居場所がなくなる。
こういった思考回路になりやすくなります。
よく聞くのは、学校や会社、ママ友社会のなかでの、
「いじめ」ですね。
率先していじめているのはほんの一握りですが、
周囲の人が他者中心の思考回路を持っていると、
誰も止めに入ることをしなくなります。
このグループを抜ける勇気がない。
自分が標的になりたくないから・・・。
また、「いじめ」の標的にされた本人ですら、
・このグループにいられなくなる。
・どうせ誰も助けてくれない。
・自分は何をやってもだめだからいじめられる。
そう考えてしまい、いじめグループからの報復を
受けることを怖がって、勇気を出して誰かに訴えることも
できないまま、自分がいじめられることを認めてしまいがちに
なります。
そして、このことが一番問題なのですが、
世の中、いじめられても心の折れない
鋼のようなメンタルの持ち主ばかりではありません。
自信を無くした心は、やがて、うつ病などの精神的な病を
引き起こします。
悲しいことに、病にかかった心は、
誰にも助けを求めることもなく、最悪の場合、
自分自身を破壊する行動を起こすことも少なくありません。
上記で上げたことは極端な例ではありますが、
これは決して珍しいことではありません。
このような悲惨なことが少しでも減ってほしいと願っています。
ありのままの自分に“YES”と言う勇気を持とう
以前、テレビで見たエピソードで印象的なものがありました。
最近、妊活のうえ、めでたく男の子を出産された
芸人の「森三中」大島美幸さんの話です。
大島さんは、学生時代に壮絶ないじめを受けていたそうです。
はじめはものすごく辛かったそうですが、
ある日彼女は一つの決心をしたんです。
反抗をするのではなく、自分にできることをしよう!
「いじめられていることを逆手にとって、
いじめっ子たちを笑わせてやろう!」
はじめのころは、いじめっ子たちの反応も薄く、
余計にいじめられることもあったそうです。
そんな中、そのうちにいじめっ子たちの大島さんに
対する反応が、徐々にではありますが変わってきたそうです。
そうしているうちに、ついにいじめっ子たちの口から
「おまえ。面白いな。」と言われ始め、壮絶ないじめを
受ける側から人気者へと変わっていったそうです。
また、この時に大島さんは、
「人を笑わせることが好きだから、芸人になろう!」
と心に決めたそうです。
重要なのは、大島さんは、「いじめられている自分」 から
目を背けなかったこと。
ありのままの大島さん自身の現状を受け止め、
そのうえで、どうするかを自ら導き出したことです。
確かに誰にでもできることではないかもしれません。
ものすごい勇気と精神力が必要なことです。
しかし、大島さんのこのエピソードは、
現状、ありのままの自分を受け入れた大島さんの
その姿と情熱に、周囲の人が動かされた貴重な例でしょう。
精神を病むほど我慢しないで
自分を受け入れること、
ありのままの自分に“YES”と言うのは、
自己中心的に聞こえるかもしれません。
ですが、精神を病んでしまうほど
他者中心でいる必要なんかないんです。
本当にやりたいことがあるんだったら、本気でやればいい!
失敗しても自己責任を覚悟の上なら、
死ぬ気で頑張ったらいいんです。
本気で頑張る姿を見ていて不快になる人はいません。
むしろ、最初は反対していても、
徐々に応援してくれるようになるんです。
もちろん、何事も自己中心的でいいわけではありません。
しかし、精神を病んでしまうほど他者中心になったり、
自分の心に“NO”と言い続ける人生ほど、
つまらなくむなしいものはありません。
精神を病むほど我慢しないで、
ありのままの自分に“YES”といってみませんか。
ありのままで・・・潜在意識を使いこなす
では、ありのままの自分に“YES”と言えることと、
潜在意識はどう関係あるんでしょうか?
ありのままの自分に“YES”と言えると、
人は自分に自信が持てます。
自分に自信を持っている時、人は心の中に
マイナスイメージを持ちにくくなれます。
つまり・・・
人はありのままの自分に“YES”と言える時に
自信が溢れ、潜在意識にもポジティブなイメージを
与えられるのです。
潜在意識は、人が心の中に持つイメージを
忠実に実行すると言われています。
また、自分の持つ力以上の能力を発揮し、
その人の人生をよりよいものに変える力も持っています。
そんな潜在意識を、自分の力でコントロールし、
望む現実や状況を作り出すために、
ありのままの自分に“YES”と言える精神状態であることは
重要なことなんです。
潜在意識の使い方については、
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ぜひこの本とともに、ご活用いただけたら嬉しいです。